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  1. 仙台市議会 2010-10-21
    健康福祉委員会 本文 2010-10-21


    取得元: 仙台市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-07-24
    1:                 ※会議の概要 ◯委員長  ただいまから健康福祉委員会を開会いたします。  本日の日程はお手元に配付のプリントのとおりであります。  なお、委員会終了後、引き続き協議会を開催し、委員会審査事項以外の所管事項について当局からの報告及び質問等を願いますので、よろしくお願いいたします。  また、委員の皆様の机上に追加で資料をお配りしておりますが、こちらにつきましても協議会の中で当局から報告を願いますので、よろしくお願いいたします。  審査に入ります前に、人事異動に伴う職員紹介について当局から申し出がありますので、紹介願います。 2: ◯健康福祉局長  健康福祉局におきまして、10月1日付の人事異動で移動がございましたので御紹介させていただきます。衛生研究所管野富士雄でございます。どうぞよろしくお願いします。              《閉会中継続審査について》 3: ◯委員長  それでは、これより審査に入ります。  「子供行政について」審査をいたします。  子供相談支援センター業務について、子供未来局より説明願います。 4: ◯子供未来局長  子供未来局より、継続審査事項であります子供行政に関し、本日は子供相談支援センターについて御説明申し上げます。  子供相談支援センターは、0歳から20歳までの発達段階に応じた課題解決を図るため、児童青少年本人及び保護者に対して支援の手を差し伸べ、児童青少年健全育成子育て支援に資することを目的として設置いたしておりまして、各種相談支援業務義務教育以後の就労支援活動など、さまざまな支援取り組みを実施いたしているところでございます。  詳細につきましては、お手元資料1に基づきまして子供相談支援センター所長から御説明申し上げます。 5: ◯子供相談支援センター所長  それでは、お手元資料1によりまして子供相談支援センター業務について御説明申し上げます。  1ページをお開きください。  設置目的と組織並びに職員体制について説明いたしております。  当センターは、昭和38年に開設されました青少年非行防止活動の拠点である青少年指導室を淵源といたしております。昭和59年には青少年指導センターに組織改正いたしまして、平成18年より、子育てに関する相談機能を加えまして、子供相談支援センターとして新たに出発いたしました。  当センターは、相談支援係青少年指導係の2係体制となっております。相談支援係は、子育て青少年に関する相談とふれあい広場、そして青少年健全育成団体等支援活動を担当し、青少年指導係街頭指導就労支援を担当いたしております。
     続きまして、各業務説明を申し上げます。  当センター業務は大きく六つの業務にくくることができます。  まず、1ページ下から2ページにございます面接相談業務でございます。  面接相談には、青少年に関するさまざまな相談をお受けする青少年相談と、子育てに関する悩みや不安におこたえする子育て相談の二つがございます。月曜日から金曜日までの午前8時半から午後6時まで相談対応いたしております。  2ページをごらんください。電話相談業務でございます。  電話相談にも2種類ございまして、ヤングテレホン相談子育て何でも電話相談でございます。ヤングテレホン相談は、青少年自身悩みやその保護者などの不安や悩み相談に応じ、子育て何でも電話相談は、子育ての不安や悩みの解消と楽しく子育てができるようなアドバイスを行うことを目的に開設されているものでございます。ヤングテレホン相談は、月曜から金曜の午前8時半から午後5時までを当センター相談員が受けております。そのほかの時間帯は、仙台いのち電話への転送を行い、24時間365日の相談体制といたしております。子育て何でも電話相談は、月曜から金曜の午前8時半から午後5時までの相談となっております。相談件数につきましては、この4年間で約1.5倍となっております。  続きまして、3ページのふれあい広場活動について御説明申し上げます。  ふれあい広場は、現在、中学生から20歳までの青少年が利用いたしております。学校に行けない児童生徒日中居場所のない青少年に対して、日常的に通所することにより生活リズムを取り戻したり心身のエネルギーを回復したりして、学校や社会にもう一度適応していくための場所としてさまざまな活動を行っております。活動時間は午前9時30分から午後4時までとし、月曜から金曜まで、夏季休業など学校が長期の休みの期間も開所いたしております。日常的には、午前中は学習や趣味の活動など個人で行う活動中心に行っており、午後にはゲームやスポーツなど集団で行う活動中心に行っております。また、月1回程度行う農業体験活動職業体験活動、1泊のキャンプなど、自然の中で体を動かしたり集団活動する楽しさや達成感が得られたりするような活動年間計画のもと行っております。さらに、この後説明いたします就労支援活動を活用して短期の就労経験アルバイト就労につなげ、自立に向けての道筋をつくるための活動もいたしております。  次に、就労支援活動について御説明申し上げます。  就労支援活動は、中学校を卒業後、進学も就職もしていない、あるいは高校を中退して無職のままでいる青少年、また、なかなか仕事が長続きせず不安定な生活を送っている青少年等に対し、個人ごとの事情を酌み取りながら就労支援する活動です。最終的には就労することが目標ですが、当センターでは、段階を踏んで就職活動を進める過程が大切であるととらえ、自分課題にみずから気づき、その課題に挑戦することを大切にした支援を行うことを基本といたしております。  続きまして、4ページをお開きください。街頭指導について御説明申し上げます。  街頭指導活動は、専任指導員青少年指導員市内繁華街中学校区ごと地域を巡回し、青少年への声がけを通して非行未然防止早期発見早期指導を行うことを目的といたしております。街頭指導には、中央街頭指導中学校街頭指導特別街頭指導の三つがございます。まず中央街頭指導ですが、仙台駅や一番町などの繁華街並びに地下鉄泉中央周辺及び長町駅周辺対象に6コースを設定し、平日は毎日巡回を行っております。  次に、中学校街頭指導につきましては、仙台市立中学校区を単位として実施いたしております。校区内及び周辺地域を、中学校ごと計画で月1回巡回指導いたしております。また、特別街頭指導といたしまして、七夕前夜祭中学校総合体育大会など大きな行事の際に、定例の中央街頭指導とは別に計画をいたしまして実施いたしております。  続きまして、4ページの下から5ページにかけてお示しした青少年健全育成団体等支援活動について御説明申し上げます。  青少年健全育成団体等支援活動では、青少年健全育成目的とし、子供同士の触れ合いの場や子育て中の保護者の交流の場を設けたり、非行防止活動などの啓発活動地域の安全・安心に関する点検や見回り活動等、さまざまな活動を自主的に行っている団体に対して支援を行っております。  最後に、広報啓発活動について御説明申し上げます。  当センターでは、市民方々対象青少年健全育成子育てに資する講演会研修会を開催いたしております。7月には青少年健全育成講演会、11月には児童青少年健全育成大会を開催いたしておりまして、さらに、思春期子供の理解に役立つセミナー子育て中の母親対象セミナーなども開催いたしております。また、市政出前講座において、すこやかな子どもの成長と家庭・地域の役割というテーマで、小中学校PTA等の依頼に応じて、また就学時健診の際に講話を行っております。  今後の取り組みといたしましては、少年の非行減少傾向青少年が町中に来ることが減少している傾向が見られますが、一方では非行が大人から見えにくくなっていることを感じており、今後も、声がけ活動を通して大人が青少年成長を見守っていることを示したり、望ましい成長の手助けが行えるよう、街頭指導就労支援についてしっかり活動を展開してまいりたいと考えております。  また、子育てに関する相談の増加やふれあい広場通所者の増加など、子育てに難しさを感じている方が増加する傾向が見られますことから、担当者の研修にさらに力を入れることに加えて、庁内の関係機関連携を強化し相談対応の質の向上に努めてまいりたいと考えております。  今後とも、市民方々が安心して子育てできるよう、また青少年が健全に成長できるよう努力をいたしてまいりたいと考えております。  以上で子供相談支援センター業務説明を終わります。 6: ◯委員長  ただいまの説明を含めて本件について質問等はございませんか。 7: ◯山口津世子委員  何点かお伺いをさせていただきたいと思います。  昭和38年の開設ということで、大変長い間、仙台市の子供たちのためにいろいろ御努力をされ、そしてまた、そのときに応じていろんな変革もしてきたものと思って伺っておりました。たしか前に青少年指導センターということで名前がちょっと今に合わないんじゃないかということで、それが平成18年に子供相談支援センターとなったということで、あそこを通るたびに非常にほっとしていたわけなんですが、私も、たしか前の年だったと思います、指導員皆さん一緒街頭指導に歩かせていただきました。1時間半か2時間ぐらいだったんですけれども、非常にくたくたになるくらいの思い街頭指導一緒に歩かせていただいた思いがありました。  そして、この中でいろんな活動をされているんですけれども、1ページの中から少し下の方に、電話相談員というのは電話相談を受けてくださる方だと思っておりますが、例えば、16人いらっしゃいます。ふれあい相談員仕事、また、青少年指導員、835人が委嘱を受けているわけですが、この方たち街頭指導を行っていると思うんですが、どのような仕事をされているのか、また人員の配置等わかりましたら教えていただきたいと思います。 8: ◯子供相談支援センター所長  ふれあい相談員でございますが、定例の月1回の行事がございますので、その折にふれあい広場に来ていただいたり、日常的に時間があいたときに来ていただいて子供たち一緒活動していただいております。  続きまして、青少年指導員でございますが、835名おりますけれども、高等学校先生方106名、中学校先生方が232名、小学校先生方が236名、また民生委員児童委員が64名、保護司が15名、また校区健全育成等の役員をなさっている方が87名、PTAの方が84名、さらに少年警察補導員が11名で、835名となっております。 9: ◯山口津世子委員  地域からもそうですし、非常に多くの方たち青少年指導員として、地域で、また中央の方で御協力いただいているということだと思います。私も町内会で月に2回ですか、あるから参加してくれと一緒に歩いたときもあるんですけれども、中学校の周りを歩いたりとか夜間に安全パトロールをさせてもらったこともあるんですけれども、地域からそうやって見回っていただけるということは非常にありがたいことだと思っております。  次の2ページなんですけれども、子育て相談が例えば平成18年は15件で53回とか25件で78回とか、平成21年度は26件で92回とか毎年度ありますけれども、これは同じ人が何回か相談を受けているというとらえ方でよろしいのでしょうか。 10: ◯子供相談支援センター所長  おっしゃるとおりでございまして、1回で終わる方もございますけれども、3回、4回と相談に来られる方もございます。 11: ◯山口津世子委員  それから、子育て相談が少しずつ減ってきているんですかね。これは面接相談件数の推移ですので、面談をしながら相談するということが少しずつ減ってきているのかなと思っております。一番下にいきますと、子育て何でも電話相談件数電話での相談が非常にふえていると思います。今の社会情勢の中で、直接会わないで電話相談した方が精神的にも気持ち的にも楽という思いなのかもしれませんけれども、その人の考えですからその辺は私の勝手な推測なんですけれども、この電話相談というのは何人の方で1日の相談を受け持っているのか。そしてまた、この現状ですね、面接相談が減っている、また電話相談がふえている、このようなことはセンターとしてどのように解釈しているか、もしよろしければ御見解を伺いたいと思います。 12: ◯子供相談支援センター所長  子育て何でも電話相談相談体制についての質問でございますけれども、毎日3名の相談員が必ずいるように体制を組んでおります。また、1日に直しますとおおむね5件ということでございまして、1件の長さが、短いものもございますけれども、場合によっては1時間ぐらいということもございますのでその場その場ですけれども、ちょうどいいぐらいかなと感じております。 13: ◯山口津世子委員  次に、3ページなんですけれども、ふれあい広場活動というのがあります。ふれあい広場通所者の推移、これは少しずつふえているわけなんですが、例えば平成21年度で見たときに、43人で延べ人数が2,948人となっておりますけれども、これはどの年代のお子さんが多いのか。小学生が多いか、中学生とか高校生とかいると思いますけれども、これは相談体制もあって二十歳までとなっておりますけれども、大体どの学年とかどの年代の方が来られているのか伺いたいと思います。 14: ◯子供相談支援センター所長  平成21年度の通所者の内訳でございますけれども、小学生が1人、中学生が8名、高校生が13名、大学生が2名、他学生が2名、さらにそのほかが17名、合計43名となっております。 15: ◯山口津世子委員  この通所で参加する方が多いと見るか少ないと見るか、私は、内容にもよるわけですから、ただ単にこの人数を見て多いとか少ないとか言えないと思っております。大変この数ではあらわせない御苦労をされているものと思っております。  そういう中で、本当に子供相談支援センターが、例えば健康福祉の方とか教育の方とかいろんなところと連携をとって、いろんな活動をされていかなければいけない時期に来ているのかなとも自分なりに考えているんですね。それで、中央の錦町にありますけれども、そこだけじゃなくて、私の考えとしては、例えば各区でにぎやかなところに空き店舗とかいろいろあるわけで、そういうところで子供居場所づくりとか、また相談を受けるところとか、小さい子供さんの親の相談を受けるとか、そういうのがあってもいいのかなと思います。また、各区役所の方でもいろいろ相談体制はつくっているということも伺っておりますけれども、何とかもう少しこの相談を多くして、子供たちが健やかに育てるような環境が整備できないのかなと非常に日ごろ考えているところなんです。  そして、例えば教育の方と連携するのであれば、不登校児童も、数的には減っていると言われますけれども、別室登校などでカウントしない子供さんが結構ふえている場合もあったりするんですね。そしてまた、不登校学校に来れない子供さんたちがいても、担任の先生は、定期的に通って子供さんとコンタクトをとっていくというのは、もう教員の方の仕事が余りにも多くて今大変だということもあると思います。そういう中では、何とかここにいらっしゃる先生方と、また専門の力を持っている先生方一緒に力を合わせて、例えばどこかの学校を決めて、中学校とかを決めて、集中的に何校かをやってみましょうということで、不登校お子さんのところに通って心を通わせて、そして、そういう子供さんがセンターに来たり、また学校に行けるような体制づくりを、これからできればいろいろな局と連携をとってやっていただけたらありがたいと思っております。  それは要望にしておきますので、以上で終わります。 16: ◯嵯峨サダ子委員  私からも幾つかお尋ねをしたいと思います。  以前、子育て調査特別委員会でここのセンターを視察させていただいたこともありまして、こじんまりとした中で非常に対応がよくされているという印象を持っております。  それで、資料を見ますと電話相談が結構行われているんですけれども、ヤングテレホン相談は、独自の回線を設けて、たしかPRのためのカードか何かをつくっていらしたと思うんですけれども、子育て何でも電話相談もそういった形でつくっていらっしゃったでしょうか、まずお伺いします。 17: ◯子供相談支援センター所長  御指摘のとおり、ヤングテレホン相談はこういった方でつくっておりまして、子育て何でも電話相談の方も、このように小さいですけれどもつくっておりまして、児童館保育所、それから区役所等におきまして配付しているところでございます。 18: ◯嵯峨サダ子委員  それで、実際の電話相談で、主にでいいんですけれども、例えばヤングテレホン相談だとどういう御相談があって、子育て何でも電話相談ですとどういう御相談が主に一番多いのか伺いたいと思います。 19: ◯子供相談支援センター所長  ヤングテレホン相談につきましては、一番多いのが、何度も個人の方でかけていらっしゃる方が一番多うございます。2番目といたしましては、いじめや不登校に関する学校生活。3番目といたしましては、これはヤングテレホン相談で特徴的かと思うんですけれども、性に関する興味、関心から来る電話が多いところでございます。  また、子育て何でも電話相談につきましては、子供さんに関することは約7割でございまして、相談者自身、大抵の場合はお母さんでございますので、お母さん自身に関するものが約3割ということになります。子供さんに関することであれば、一番多いのが気になる行動ということになります。また、相談者自身でございますと、話を聞いてもらいたいという方が何度かおかけになる場合が一番多うございます。 20: ◯嵯峨サダ子委員  電話をかけて話を聞いてもらって、そこで御本人が納得するなり心が落ちついたりとか、そういった解決ができれば一番いいと思うんですけれども、そればかりではないと思うんです。やっぱりそこからいろんな関係機関につなげたり、そういったさまざまな対応を必要とする事例もたくさんあるかと思うんですけれども、そういった場合、具体的にどういう対応支援センターでは行っておられるんでしょうか。 21: ◯子供相談支援センター所長  他機関との連携でございますと、一番紹介が多いのが区役所の方になります。家庭健康課でありますとか、あるいは保護課などもあります。それから児童相談所。また、中には発達の相談などもございますので、発達相談支援センターなどにおつなぎする場合もございます。 22: ◯嵯峨サダ子委員  それが確実につながって解決の方向に向かえば一番ベストだと思うんですけれども、それが、御紹介した関係機関につなげた先でどういう対応をして、御本人にとって、本当に相談した結果こういう結果になってよかったとなっているのかどうか。入り口としての電話相談とかは非常に大事なんですけれども、そこまでフィードバックしていくような取り組みも私は非常に大事じゃないかと思うんですけれども、そういったところまでお考えでの電話相談になっているのでしょうか。 23: ◯子供相談支援センター所長  フォローアップのお尋ねでございますけれども、私どもといたしましては、まず気軽に相談していただけるということを前面に出しますので、匿名性というものを非常に大切にしております。したがいまして、その後、例えばどこどこに電話をかけてくださるといいですよというお話をした後に、お名前を伺って、こういう人から電話が行きましたかということはなかなか難しいかと。すべてお名前を聞くことになってしまいますので、そうすると気軽にという部分が非常に薄れてくるのではないかと考えているところでございます。 24: ◯嵯峨サダ子委員  相談の趣旨が皆さんにもっと利用されて広がっていければ、それでいいのかなと思います。  それから、ふれあい広場活動ですけれども、こちらは実際どういう方々相談員として16人の方がかかわっておられるのか、そこはいかがなんでしょうか。 25: ◯子供相談支援センター所長  専任相談員としましては4名おりまして、後で出てきますけれども、今までふれあい指導員としてこちらで活動してきた方、経験者の方ですとか、あるいは他機関で不登校の生徒にかかわってきた方ですとか、そういった方を嘱託として迎えております。そして、ふれあい相談員の方につきましては、大学生の方、それからカウンセリング研究会方々、この方々から推薦をいただいて運営しているところでございます。 26: ◯嵯峨サダ子委員  いろんな年齢や職種方々がふれあい広場で実際ここに通われてこられる児童生徒と触れ合うということも、ほかの行政機関ではない、非常にすばらしい点だと考えております。本当に行き場のないお子さんたちがここに足を気軽に向けられるような広場活動をもっとPRしていく必要があるんじゃないかと考えております。  それから、就労支援なんですけれども、相談件数に対して採用件数平成21年度ですと87件の採用件数があります。一般的に考えれば、この採用件数が割合としては今の社会情勢のから考えると多いんじゃないかなという見方になると思うんですけれども、中身的にはどういう就労形態で採用されているのか、それから職種とか、できれば定着の度合いなどももしおわかりであればお聞かせいただきたいと思います。 27: ◯子供相談支援センター所長  就労支援をさせていただいた方々のその後ですけれども、毎年大体変わらないんですけれども、パート、アルバイトの方がおおむね半分でございます。それから正職員方々が3分の1、残りが派遣社員方々ということになります。職種といたしましては、各職種に満遍なくとなっていますけれども、あえて申しますと、このごろでは一番多いのが倉庫などの物流関係、2番目といたしましてはファーストフードなども含めまして飲食店の店員、3番目といたしましては清掃関係となっております。  なお、就職した後につきましては、個々の相談に来られた方の状態に応じて、ちょっと後からもう1回確認というわけではないんですが、お電話を差し上げたりすることがございますが、すべてにわたって確認をとっているわけではございません。 28: ◯嵯峨サダ子委員  この就労支援活動とふれあい広場活動というのは一体的なものだと思うんです。ふれあい広場活動を通じて自立を促していって、実際就労支援にまでつなげていくという一体的な取り組みとして非常に大事だと思います。  こういった活動をもっと市民の間にPRしていく必要があるんじゃないかと思うんです。そういう意味で、例えば錦町のあそこの2階に相談支援センターがありますよね。外から見ると、壁に手書きで相談支援センターと張ってあって、木がいっぱい生い茂るとあれも隠れぎみでよく見えないので、もっとちゃんとしたといいますか、看板も設置をして、PRすることが必ずしもいいのかどうかというのはそれはちょっとあるかもしれませんけれども、もっと看板が何とかならないのかと、いつもあそこを通るたびに思うのでありますが、どうでしょうか。 29: ◯子供相談支援センター所長  PRということで、これは私たちも常に悩んでいることではございます。ただ、相談する場所相談する場所だとわかった方がいい場合と、例えば子育て青少年相談などもやっておりますので、ある意味ちょっと引っ込んでいる方がいいのかというのも内部でいつも議論しているところでございます。ただ、就労支援の方につきましては、実は一番多いのが就労支援をしてもらった子供さんがお友達にというパターンが多くて、それから1件の相談につきましても、平均11回ぐらいの面接、相談指導を行いますので、いらしたからすぐ就労につながるというわけでもございませんで、その辺が悩ましいところではございます。 30: ◯嵯峨サダ子委員  最後ですけれども、正職員8名、嘱託職員18名、そのほかに先ほどの電話相談員13人、ふれあい相談員16人とございますけれども、中でも電話相談員とふれあい相談員方々の身分、待遇はどのようになっているのか伺いたいと思います。 31: ◯子供相談支援センター所長  電話相談員、それから青少年指導員につきましては、些少ではございますが謝礼を差し上げて、ボランティアの形でやっていただいているところでございます。専任の相談員指導員につきましては嘱託で対応いたしているところです。 32: ◯嵯峨サダ子委員  お子さんに非常に情熱を傾けている方々相談員となっていらっしゃるからそういう待遇でやっていただいているんだと思うんですけれども、善意に頼るところもありつつ、やっぱりきちんと仕事の対価としてふさわしい報酬のあり方も私は検討すべきじゃないのかなと思います。それを最後に伺って終わります。 33: ◯子供未来局次長  職員の待遇については、さまざまな身分形態を組み合わせてやっていくということが必要だと思います。確かに組織的には全部正職員でという考え方もあろうかと思いますが、現在のところは、ボランティア的な活動方々にこの業務に参加していただくことによりまして地域とのつながりとか広がりもございますので、当面は現在の形態で頑張ってまいりたいと考えているところでございます。 34: ◯安孫子雅浩委員  今2人の委員の方から質問がありまして、それに関連して私から何点かお尋ねをしたいんですけれども、一つはヤングテレホン相談の件です。夜はいのちの電話業務委託をされていて、日中の時間帯は相談員の方が有償ボランティアの形でやっていただいていると。やっぱり今非常に深刻なのは、先進国であってこれほど自殺する国がないということです。交通事故の死亡者数が今1万人を切って6,000人台に減っている一方で、自殺者がずっと3万人を超えて、3万5000人と。先進国さまざまありますけれども、交通事故死亡者と自殺者の数がこんなにゆがんでいるのは日本だけでありまして、特に深刻なのは現役世代の方々の自殺ということですが、最近は20代、30代の自殺も大変多いと。ここについては子供なんですけれども、ただ、成人になってからの社会不適応なり心の病の素因というか、もとは、やっぱり青少年思春期のころからの経緯もあるのかなという点で、このヤングテレホン相談なりの対応というものもすごく大切なのかなと聞いておりました。  つなぎなんですよ。ある種、電話をかけるということは、そのこと自体外に向けて何かを伝えようということだから、そのこと自体ある程度救われているというか、ある程度かもしれません。本当に深刻なのは、電話もかけられない、外にも発信できないという状況なんでしょうから。ただそれにしても、日中電話するのか夜電話するのかというと、やっぱり世の中みんな寝静まったころにどうしても思いあぐねて何かに手をつけて、それでその前にちょっと電話してみようかとあると思うんです。夜の時間帯に電話相談にきた内容というのは深刻なケースが結構あるんじゃないかと思うんです。そうすると、その夜の電話業務委託でやっていただいているわけですけれども、この内容をセンターなり日中の担当の方にどのようにしっかり伝えて、あるいはケースによっては、先ほどのやりとりがありましたけれども、関連する他の機関にこういう事例があったとちゃんとケースを伝えていくと。その辺は今どのように取り組まれていますか。 35: ◯子供相談支援センター所長  夜間、また閉庁時におきます深刻な相談事例についてのフォローアップということになろうかと思いますけれども、まず、相談の中でヤングテレホン相談にかけてくださいと申し上げることがございます。それから、緊急性のある場合には、年に1件あるかないかなんですけれども、次の日にいのちの電話の方から連絡があることもございます。またさらに、毎月、いのちの電話とこちらのヤングテレホン相談担当者で連絡会を持っておりますので、その際に伝え合い、情報共有を行っております。 36: ◯安孫子雅浩委員  次は、青少年指導員の件では先ほど山口委員からもありましたけれども、私も、実は数年来、青少年指導員をやっておりまして、なぜか今年度から委嘱状が来なかったので外されたのかと思っているんですけれども、数年来、指導員をさせていただきまして非常にいろいろ勉強させていただきました。私はPTAの立場等も含めてさせていただいたんですけれども、この青少年指導員の方はやっぱり主に(4)の街頭指導活動だと思うんです。とりわけ経験してみると非常にあれだなと思ったのは、やっぱり中央街頭ですね。仙台駅かいわいとか、ゲームセンターとか駅ビルの駐車場の片隅の方とか、ママポリスの方だと思いますけれども一緒に回って、いろんな風体の若者がいるんですが、そこにどのように専門の方がうまく接遇して、ちゃんとコミュニケーションをとれるかどうか、そういうやりとりはすごく勉強になって、非常にいい機会だなと思いながら活動してきた経緯も私自身あります。  先ほど青少年指導員835人の内訳をお話しされましたけれども、大半が先生ですよね。高校の先生が100何名で中学校が200何名で、小学校も200何名。そうすると、835名いるけれども、600名近くは先生方が役割分担でやっていると。それ以外は民生委員の方が60何名とか校区が80何名。私思うのは、今地域の中でも、いろんな町内会なり地域の住民組織の中で子供を見守っていこうと。地域の安全、防災を含めてやっていこうという取り組みはありまして、例えばこういった指導員などになっていただく委嘱の対象者も、先生方は立場上まずそうかもしれません。それ以外に、より地域の方なり学区のいろんな団体の方とか、もっと多様な人材の方に委嘱するということはどうなんでしょうかね。システム的にちょっと難しいところがあるんですけれども、私は、いろんな広がりを持たせて、有償のボランティアという形ですから、それはやっぱりあくまで自発的な意思で子供たちを守っていこうという気持ちの集合体だと思っておりますので、指導員方々を、より違う形というか、今までの形から変えて募ってやっていくというその辺の考え方はいかがですか。 37: ◯子供相談支援センター所長  教員以外の方の委嘱につきましてですけれども、この青少年指導員方々は、高校は別ですけれども、小中学校、それからそれ以外の方々につきましては中学校区ごとに推薦をいただいているところでございまして、教員以外の方は毎月は地元を回っていただき、年に2回ですけれども中央街頭に来ていただくという形をとっております。  この推薦のあり方ですけれども、お願いをして安心な方ということに当然なると思いますので、やはり中学校区から出していただくという形を当面とっていくものだろうと私は考えているところでございます。 38: ◯安孫子雅浩委員  今後そういった方向で検討していくのもどうかなということでの話であります。必要ではないかなと思っている立場であります。校区街頭指導についても、先生方一緒に回りますけれども、ふだん大人の立場で行かないゲームセンターに行って、ゲームセンター職員といろいろ話をしたりすることも、いい研修の機会と言うとあれですけれども、そういった機会がより地域、住民の方々にあるということも必要なのかなという立場であります。  それからもう1点ですけれども、就労支援活動ということでもあります。(2)ではふれあい広場ということで、いわゆる学校に行けない、行かない、あと日中居場所のない青少年にほかの体験をいろいろさせることも広場でやっているということですが、ここで農業体験というのがあって、これは非常にいいことだと思うんですけれども、この農業体験というのはこういった子供たちが行って実際どの程度まで体験するんでしょうか。 39: ◯子供相談支援センター所長  農業体験につきましては、協力をいただいている農家の方がございまして、畑作業を月1回程度行っておりまして、今週が最後の活動でございました。苗の植えつけとか除草、またもちろん収穫もございまして、そういった活動を行っているところです。 40: ◯安孫子雅浩委員  それとつながって就労支援活動の中では,今、どの子に限らずと言うとあれですけれども、今の若い子はいずれも雇用が非常に深刻で就労先がないという大変厳しい状況です。そういった中で、なかなか学校等も行きにくい子供たちがさらに就労をしていくということは大変しんどいんだろうなということになりますけれども、今また一つの大きな社会的な問題となっているのは、そういった本来社会的にいろんな活動をすべき学校を終わった年代の子供たちが、実は社会的にどこにも縁を持たずに属さずにいる、ある種固まりがすごくふえてしまっているという深刻な部分があります。  その辺は社会全体の大きな課題でありますけれども、例えばそういった子供たちが何らかの農業体験をやったり、あるいは、人と接するのが非常に苦手だったり社会の中で交わるのが苦手であれば、例えば1次産業のそういった場で土にたわむれて、自然の営みの中に時間を置いてみるというのはすごくいいことだと思うんです。一方では、今食料の問題で大変深刻でありまして、農業者の方々とも私も今農業委員という立場でいろいろ交流させていただいていますと、今後の農業を担っていく担い手がいない。深刻で、じゃあだれがこれから私たちの食べていく食料をつくっていくのかという点もあります。つなぎ方という点でもあれですけれども、例えば可能性があれば、こういった広場活動で農業体験をして、そして農業をやることが非常に楽しい、おもしろいと思える子供たちが、できれば農家あるいは農協の関係、そういったところとアクセスをして、そこでさらに、先ほど月に1回ということでしたけれども、もう少し回数をふやして体験していくというのはどうでしょうか。そういった取り組みを期待したいところなんですが、いかがでしょうか。 41: ◯子供相談支援センター所長  私の発音が問題だったのかもしれませんが、農業体験は月1回でございまして、ふれあい広場子供たちが行っているわけでございます。ふれあい広場子供たちの中から何人か就労支援に回るということはございますけれども、一体的に活動を行っているわけではございませんで、ふれあい広場の子たち就労支援に行く場合などでも、普通の飲食店であったり、倉庫あるいは清掃と、やっぱりそういったところが多うございまして、農業をなさっている方にお願いをするというのはなかなか難しかろうと思うところです。  協力雇用主のような形でこちらでやるのはなかなか難しいかなと思います。なぜかと申しますと、特に農業体験ですと天候のぐあいとかいろいろございますので、こちらでこのようにしたいと思ってもなかなか難しいというところがございますので、なお検討しなければならないことであると考えております。 42: ◯辻隆一委員  今、御質問出たのであれですけれども、私から1点だけ確認の意味で質問させていただきたいんですが、2ページの相談件数あるいはヤングテレホン相談相談件数がぐっと減ってきているわけです。この辺をどのように分析をされているのかということが気になったものですから、どういう形で減ってきているのか、その辺の分析は。もちろん相談件数はないにこしたことはない事業かもしれませんが、その辺についてはどうお考えでしょうか。 43: ◯子供相談支援センター所長  まず、面接相談に関しましてですけれども、青少年相談につきましては、減っている部分は不登校に関するものでございます。不登校相談が減った分、相談が減っていると。これにつきましては、平成14年に御存じのとおり教育局の適応指導センターができましたので、全体の流れとしてそちらに移っているということが挙げられます。  それから、ヤングテレホン相談の減少ですけれども、こちらは、最も大きな要因はお一人で何度もかけていらっしゃる方の減少ということになります。極端な例を申し上げますと、1日のうち7回、8回短い時間でかけていらっしゃる方もかつてはいらっしゃいましたので、そういった方が減少しているということがございます。 44: ◯辻隆一委員  先ほど場所の問題もあったので、特に私が聞いたのでは駐車場の問題もあったり、かつて青少年指導センターのときもこの問題をよく聞いたことがあったものですから、それも引き継いでいるのかなと。そういう意味で相談体制がうまくいっていないのかとちょっと心配したものですから、その辺をお伺いさせていただきました。  それから、テレホン相談の関係なんですけれども、今どき電話でというのは少ないのではないかと。特に今はネット時代ですから、ネット上あるいはまたメールでの相談の受け付けとか、そういった事例はほかの都市でやっていないのかどうか。もしそういう情報があれば、あるいはまた仙台市としてももっといろんな手法で青少年相談のニーズにこたえていけるようにしていったらいいんじゃないかと思うんですけれども、その辺の考えはいかがでしょうか。 45: ◯子供相談支援センター所長  メール相談につきましては、東北では二つのセンターで行っているだけでございまして、ほかではなかなかできないところでございます。まず一つの問題といたしましては、セキュリティーの問題がございます。また、匿名性とは申しましても、どのような方がどのような形で、いわゆるなりすましとかもございますので、どのように答えていくのかと、そういった問題もございますところからセンターでは難しいものと考えております。 46: ◯委員長  ほかにございませんか。              〔「なし」と呼ぶ者あり〕 47: ◯委員長  なければ、これをもって委員会を閉会いたします。...