続きまして、各
業務の
説明を申し上げます。
当
センターの
業務は大きく六つの
業務にくくることができます。
まず、1ページ下から2ページにございます
面接相談業務でございます。
面接相談には、
青少年に関するさまざまな
相談をお受けする
青少年相談と、
子育てに関する
悩みや不安におこたえする
子育て相談の二つがございます。月曜日から金曜日までの午前8時半から午後6時まで
相談対応いたしております。
2ページをごらんください。
電話相談業務でございます。
電話相談にも2種類ございまして、
ヤングテレホン相談と
子育て何でも
電話相談でございます。
ヤングテレホン相談は、
青少年自身の
悩みやその
保護者などの不安や
悩みの
相談に応じ、
子育て何でも
電話相談は、
子育ての不安や
悩みの解消と楽しく
子育てができるようなアドバイスを行うことを
目的に開設されているものでございます。
ヤングテレホン相談は、月曜から金曜の午前8時半から午後5時までを当
センターの
相談員が受けております。そのほかの時間帯は、
仙台いのちの
電話への転送を行い、24時間365日の
相談体制といたしております。
子育て何でも
電話相談は、月曜から金曜の午前8時半から午後5時までの
相談となっております。
相談件数につきましては、この4年間で約1.5倍となっております。
続きまして、3ページのふれあい
広場活動について御
説明申し上げます。
ふれあい
広場は、現在、
中学生から20歳までの
青少年が利用いたしております。
学校に行けない
児童生徒や
日中居場所のない
青少年に対して、日常的に
通所することにより
生活リズムを取り戻したり心身のエネルギーを回復したりして、
学校や社会にもう一度適応していくための
場所としてさまざまな
活動を行っております。
活動時間は午前9時30分から午後4時までとし、月曜から金曜まで、
夏季休業など
学校が長期の休みの期間も開所いたしております。日常的には、午前中は学習や趣味の
活動など
個人で行う
活動を
中心に行っており、午後にはゲームやスポーツなど
集団で行う
活動を
中心に行っております。また、月1回程度行う
農業体験活動や
職業体験活動、1泊のキャンプなど、自然の中で体を動かしたり
集団で
活動する楽しさや
達成感が得られたりするような
活動も
年間計画のもと行っております。さらに、この後
説明いたします
就労支援活動を活用して短期の
就労経験や
アルバイトの
就労につなげ、
自立に向けての道筋をつくるための
活動もいたしております。
次に、
就労支援活動について御
説明申し上げます。
就労支援活動は、
中学校を卒業後、進学も就職もしていない、あるいは高校を中退して無職のままでいる
青少年、また、なかなか
仕事が長続きせず不安定な
生活を送っている
青少年等に対し、
個人ごとの事情を酌み取りながら
就労支援する
活動です。最終的には
就労することが目標ですが、当
センターでは、段階を踏んで
就職活動を進める過程が大切であるととらえ、
自分の
課題にみずから気づき、その
課題に挑戦することを大切にした
支援を行うことを基本といたしております。
続きまして、4ページをお開きください。
街頭指導について御
説明申し上げます。
街頭指導活動は、
専任指導員と
青少年指導員が
市内繁華街や
中学校区ごとに
地域を巡回し、
青少年への
声がけを通して
非行の
未然防止や
早期発見、
早期指導を行うことを
目的といたしております。
街頭指導には、
中央街頭指導と
中学校区
街頭指導、
特別街頭指導の三つがございます。まず
中央街頭指導ですが、
仙台駅や一番町などの
繁華街並びに
地下鉄泉中央駅
周辺及び
長町駅周辺を
対象に6コースを設定し、平日は毎日巡回を行っております。
次に、
中学校区
街頭指導につきましては、
仙台市立各
中学校区を単位として実施いたしております。
校区内及び
周辺地域を、
中学校ごとの
計画で月1回巡回指導いたしております。また、
特別街頭指導といたしまして、
七夕前夜祭や
中学校総合体育大会など大きな行事の際に、定例の
中央街頭指導とは別に
計画をいたしまして実施いたしております。
続きまして、4ページの下から5ページにかけてお示しした
青少年健全育成団体等支援活動について御
説明申し上げます。
青少年健全育成団体等支援活動では、
青少年の
健全育成を
目的とし、
子供同士の触れ合いの場や
子育て中の
保護者の交流の場を設けたり、
非行防止活動などの
啓発活動、
地域の安全・安心に関する点検や
見回り活動等、さまざまな
活動を自主的に行っている
団体に対して
支援を行っております。
最後に、
広報啓発活動について御
説明申し上げます。
当
センターでは、
市民の
方々を
対象に
青少年健全育成や
子育てに資する
講演会や
研修会を開催いたしております。7月には
青少年健全育成講演会、11月には
児童青少年健全育成大会を開催いたしておりまして、さらに、
思春期の
子供の理解に役立つ
セミナー、
子育て中の
母親対象の
セミナーなども開催いたしております。また、
市政出前講座において、すこやかな子どもの
成長と家庭・
地域の役割というテーマで、
小中学校PTA等の依頼に応じて、また就学時健診の際に講話を行っております。
今後の
取り組みといたしましては、少年の
非行の
減少傾向や
青少年が町中に来ることが減少している
傾向が見られますが、一方では
非行が大人から見えにくくなっていることを感じており、今後も、
声がけ活動を通して大人が
青少年の
成長を見守っていることを示したり、望ましい
成長の手助けが行えるよう、
街頭指導や
就労支援についてしっかり
活動を展開してまいりたいと
考えております。
また、
子育てに関する
相談の増加やふれあい
広場の
通所者の増加など、
子育てに難しさを感じている方が増加する
傾向が見られますことから、
担当者の研修にさらに力を入れることに加えて、庁内の
関係機関と
連携を強化し
相談対応の質の向上に努めてまいりたいと
考えております。
今後とも、
市民の
方々が安心して
子育てできるよう、また
青少年が健全に
成長できるよう努力をいたしてまいりたいと
考えております。
以上で
子供相談支援センターの
業務説明を終わります。
6:
◯委員長 ただいまの
説明を含めて本件について
質問等はございませんか。
7:
◯山口津世子委員 何点かお伺いをさせていただきたいと
思います。
昭和38年の開設ということで、大変長い間、
仙台市の
子供たちのためにいろいろ御努力をされ、そしてまた、そのときに応じていろんな変革もしてきたものと思って伺っておりました。たしか前に
青少年指導センターということで
名前がちょっと今に合わないんじゃないかということで、それが
平成18年に
子供相談支援センターとなったということで、あそこを通るたびに非常にほっとしていたわけなんですが、私も、たしか前の年だったと
思います、
指導員の
皆さんと
一緒に
街頭指導に歩かせていただきました。1時間半か2時間ぐらいだったんですけれども、非常にくたくたになるくらいの
思いで
街頭指導に
一緒に歩かせていただいた
思いがありました。
そして、この中でいろんな
活動をされているんですけれども、1ページの中から少し下の方に、
電話相談員というのは
電話で
相談を受けてくださる方だと思っておりますが、例えば、16人いらっしゃいます。ふれあい
相談員の
仕事、また、
青少年指導員、835人が委嘱を受けているわけですが、この
方たちは
街頭指導を行っていると思うんですが、どのような
仕事をされているのか、また人員の配置等わかりましたら教えていただきたいと
思います。
8:
◯子供相談支援センター所長 ふれあい
相談員でございますが、定例の月1回の行事がございますので、その折にふれあい
広場に来ていただいたり、日常的に時間があいたときに来ていただいて
子供たちと
一緒に
活動していただいております。
続きまして、
青少年指導員でございますが、835名おりますけれども、
高等学校の
先生方106名、
中学校の
先生方が232名、小
学校の
先生方が236名、また
民生委員児童委員が64名、保護司が15名、また
校区の
健全育成等の役員をなさっている方が87名、
PTAの方が84名、さらに
少年警察補導員が11名で、835名となっております。
9:
◯山口津世子委員 地域からもそうですし、非常に多くの
方たちに
青少年指導員として、
地域で、また
中央の方で御協力いただいているということだと
思います。私も
町内会で月に2回ですか、あるから参加してくれと
一緒に歩いたときもあるんですけれども、
中学校の周りを歩いたりとか夜間に
安全パトロールをさせてもらったこともあるんですけれども、
地域からそうやって見回っていただけるということは非常にありがたいことだと思っております。
次の2ページなんですけれども、
子育て相談が例えば
平成18年は15件で53回とか25件で78回とか、
平成21年度は26件で92回とか毎年度ありますけれども、これは同じ人が何回か
相談を受けているというとらえ方でよろしいのでしょうか。
10:
◯子供相談支援センター所長 おっしゃるとおりでございまして、1回で終わる方もございますけれども、3回、4回と
相談に来られる方もございます。
11:
◯山口津世子委員 それから、
子育て相談が少しずつ減ってきているんですかね。これは
面接相談件数の推移ですので、面談をしながら
相談するということが少しずつ減ってきているのかなと思っております。一番下にいきますと、
子育て何でも
電話相談の
件数、
電話での
相談が非常にふえていると
思います。今の
社会情勢の中で、直接会わないで
電話で
相談した方が精神的にも気持ち的にも楽という
思いなのかもしれませんけれども、その人の
考えですからその辺は私の勝手な推測なんですけれども、この
電話相談というのは何人の方で1日の
相談を受け持っているのか。そしてまた、この現状ですね、
面接相談が減っている、また
電話相談がふえている、このようなことは
センターとしてどのように解釈しているか、もしよろしければ御見解を伺いたいと
思います。
12:
◯子供相談支援センター所長 子育て何でも
電話相談の
相談体制についての質問でございますけれども、毎日3名の
相談員が必ずいるように
体制を組んでおります。また、1日に直しますとおおむね5件ということでございまして、1件の長さが、短いものもございますけれども、場合によっては1時間ぐらいということもございますのでその場その場ですけれども、ちょうどいいぐらいかなと感じております。
13:
◯山口津世子委員 次に、3ページなんですけれども、ふれあい
広場活動というのがあります。ふれあい
広場通所者の推移、これは少しずつふえているわけなんですが、例えば
平成21年度で見たときに、43人で
延べ人数が2,948人となっておりますけれども、これはどの年代の
お子さんが多いのか。
小学生が多いか、
中学生とか
高校生とかいると
思いますけれども、これは
相談体制もあって二十歳までとなっておりますけれども、大体どの学年とかどの年代の方が来られているのか伺いたいと
思います。
14:
◯子供相談支援センター所長 平成21年度の
通所者の内訳でございますけれども、
小学生が1人、
中学生が8名、
高校生が13名、
大学生が2名、他学生が2名、さらにそのほかが17名、合計43名となっております。
15:
◯山口津世子委員 この
通所で参加する方が多いと見るか少ないと見るか、私は、内容にもよるわけですから、ただ単にこの人数を見て多いとか少ないとか言えないと思っております。大変この数ではあらわせない御苦労をされているものと思っております。
そういう中で、本当に
子供相談支援センターが、例えば
健康福祉の方とか
教育の方とかいろんなところと
連携をとって、いろんな
活動をされていかなければいけない時期に来ているのかなとも
自分なりに
考えているんですね。それで、
中央の錦町にありますけれども、そこだけじゃなくて、私の
考えとしては、例えば各区でにぎやかなところに
空き店舗とかいろいろあるわけで、そういうところで
子供の
居場所づくりとか、また
相談を受けるところとか、小さい
子供さんの親の
相談を受けるとか、そういうのがあってもいいのかなと
思います。また、各
区役所の方でもいろいろ
相談体制はつくっているということも伺っておりますけれども、何とかもう少しこの
相談を多くして、
子供たちが健やかに育てるような環境が整備できないのかなと非常に日ごろ
考えているところなんです。
そして、例えば
教育の方と
連携するのであれば、不
登校児童も、数的には減っていると言われますけれども、
別室登校などでカウントしない
子供さんが結構ふえている場合もあったりするんですね。そしてまた、不
登校で
学校に来れない
子供さん
たちがいても、担任の
先生は、定期的に通って
子供さんとコンタクトをとっていくというのは、もう教員の方の
仕事が余りにも多くて今大変だということもあると
思います。そういう中では、何とかここにいらっしゃる
先生方と、また専門の力を持っている
先生方と
一緒に力を合わせて、例えばどこかの
学校を決めて、
中学校とかを決めて、集中的に何校かをやってみましょうということで、不
登校の
お子さんのところに通って心を通わせて、そして、そういう
子供さんが
センターに来たり、また
学校に行けるような
体制づくりを、これからできればいろいろな局と
連携をとってやっていただけたらありがたいと思っております。
それは要望にしておきますので、以上で終わります。
16:
◯嵯峨サダ子委員 私からも幾つか
お尋ねをしたいと
思います。
以前、
子育て調査特別委員会でここの
センターを視察させていただいたこともありまして、こじんまりとした中で非常に
対応がよくされているという印象を持っております。
それで、
資料を見ますと
電話相談が結構行われているんですけれども、
ヤングテレホン相談は、独自の回線を設けて、たしかPRのためのカードか何かをつくっていらしたと思うんですけれども、
子育て何でも
電話相談もそういった形でつくっていらっしゃったでしょうか、まずお伺いします。
17:
◯子供相談支援センター所長 御指摘のとおり、
ヤングテレホン相談はこういった方でつくっておりまして、
子育て何でも
電話相談の方も、このように小さいですけれどもつくっておりまして、
児童館、
保育所、それから
区役所等におきまして配付しているところでございます。
18:
◯嵯峨サダ子委員 それで、実際の
電話相談で、主にでいいんですけれども、例えば
ヤングテレホン相談だとどういう御
相談があって、
子育て何でも
電話相談ですとどういう御
相談が主に一番多いのか伺いたいと
思います。
19:
◯子供相談支援センター所長 ヤングテレホン相談につきましては、一番多いのが、何度も
個人の方でかけていらっしゃる方が一番多うございます。2番目といたしましては、いじめや不
登校に関する
学校生活。3番目といたしましては、これは
ヤングテレホン相談で特徴的かと思うんですけれども、性に関する興味、関心から来る
電話が多いところでございます。
また、
子育て何でも
電話相談につきましては、
子供さんに関することは約7割でございまして、
相談者自身、大抵の場合は
お母さんでございますので、
お母さん自身に関するものが約3割ということになります。
子供さんに関することであれば、一番多いのが気になる行動ということになります。また、
相談者自身でございますと、話を聞いてもらいたいという方が何度かおかけになる場合が一番多うございます。
20:
◯嵯峨サダ子委員 電話をかけて話を聞いてもらって、そこで御
本人が納得するなり心が落ちついたりとか、そういった
解決ができれば一番いいと思うんですけれども、そればかりではないと思うんです。やっぱりそこからいろんな
関係機関につなげたり、そういったさまざまな
対応を必要とする事例もたくさんあるかと思うんですけれども、そういった場合、具体的にどういう
対応を
支援センターでは行っておられるんでしょうか。
21:
◯子供相談支援センター所長 他
機関との
連携でございますと、一番
紹介が多いのが
区役所の方になります。
家庭健康課でありますとか、あるいは
保護課などもあります。それから
児童相談所。また、中には発達の
相談などもございますので、
発達相談支援センターなどにおつなぎする場合もございます。
22:
◯嵯峨サダ子委員 それが確実につながって
解決の方向に向かえば一番ベストだと思うんですけれども、それが、御
紹介した
関係機関につなげた先でどういう
対応をして、御
本人にとって、本当に
相談した結果こういう結果になってよかったとなっているのかどうか。入り口としての
電話相談とかは非常に大事なんですけれども、そこまでフィードバックしていくような
取り組みも私は非常に大事じゃないかと思うんですけれども、そういったところまでお
考えでの
電話相談になっているのでしょうか。
23:
◯子供相談支援センター所長 フォローアップの
お尋ねでございますけれども、私どもといたしましては、まず気軽に
相談していただけるということを前面に出しますので、
匿名性というものを非常に大切にしております。したがいまして、その後、例えばどこどこに
電話をかけてくださるといいですよというお話をした後に、お
名前を伺って、こういう人から
電話が行きましたかということはなかなか難しいかと。すべてお
名前を聞くことになってしまいますので、そうすると気軽にという部分が非常に薄れてくるのではないかと
考えているところでございます。
24:
◯嵯峨サダ子委員 相談の趣旨が
皆さんにもっと利用されて広がっていければ、それでいいのかなと
思います。
それから、ふれあい
広場活動ですけれども、こちらは実際どういう
方々が
相談員として16人の方がかかわっておられるのか、そこはいかがなんでしょうか。
25:
◯子供相談支援センター所長 専任相談員としましては4名おりまして、後で出てきますけれども、今までふれあい
指導員としてこちらで
活動してきた方、
経験者の方ですとか、あるいは他
機関で不
登校の生徒にかかわってきた方ですとか、そういった方を嘱託として迎えております。そして、ふれあい
相談員の方につきましては、
大学生の方、それから
カウンセリング研究会の
方々、この
方々から推薦をいただいて運営しているところでございます。
26:
◯嵯峨サダ子委員 いろんな年齢や
職種の
方々がふれあい
広場で実際ここに通われてこられる
児童生徒と触れ合うということも、ほかの
行政機関ではない、非常にすばらしい点だと
考えております。本当に行き場のない
お子さんたちがここに足を気軽に向けられるような
広場活動をもっとPRしていく必要があるんじゃないかと
考えております。
それから、
就労支援なんですけれども、
相談件数に対して
採用件数、
平成21年度ですと87件の
採用件数があります。一般的に
考えれば、この
採用件数が割合としては今の
社会情勢のから
考えると多いんじゃないかなという見方になると思うんですけれども、中身的にはどういう
就労形態で採用されているのか、それから
職種とか、できれば定着の度合いなどももしおわかりであればお聞かせいただきたいと
思います。
27:
◯子供相談支援センター所長 就労支援をさせていただいた
方々のその後ですけれども、毎年大体変わらないんですけれども、パート、
アルバイトの方がおおむね半分でございます。それから正
職員の
方々が3分の1、残りが
派遣社員の
方々ということになります。
職種といたしましては、各
職種に満遍なくとなっていますけれども、あえて申しますと、このごろでは一番多いのが倉庫などの
物流関係、2番目といたしましては
ファーストフードなども含めまして
飲食店の店員、3番目といたしましては
清掃関係となっております。
なお、就職した後につきましては、個々の
相談に来られた方の状態に応じて、ちょっと後からもう1回確認というわけではないんですが、お
電話を差し上げたりすることがございますが、すべてにわたって確認をとっているわけではございません。
28:
◯嵯峨サダ子委員 この
就労支援活動とふれあい
広場活動というのは一体的なものだと思うんです。ふれあい
広場活動を通じて
自立を促していって、実際
就労支援にまでつなげていくという一体的な
取り組みとして非常に大事だと
思います。
こういった
活動をもっと
市民の間にPRしていく必要があるんじゃないかと思うんです。そういう意味で、例えば錦町のあそこの2階に
相談支援センターがありますよね。外から見ると、壁に手書きで
相談支援センターと張ってあって、木がいっぱい生い茂るとあれも隠れぎみでよく見えないので、もっとちゃんとしたといいますか、看板も設置をして、PRすることが必ずしもいいのかどうかというのはそれはちょっとあるかもしれませんけれども、もっと看板が何とかならないのかと、いつもあそこを通るたびに思うのでありますが、どうでしょうか。
29:
◯子供相談支援センター所長 PRということで、これは私
たちも常に悩んでいることではございます。ただ、
相談する
場所が
相談する
場所だとわかった方がいい場合と、例えば
子育てや
青少年相談などもやっておりますので、ある意味ちょっと引っ込んでいる方がいいのかというのも内部でいつも議論しているところでございます。ただ、
就労支援の方につきましては、実は一番多いのが
就労支援をしてもらった
子供さんがお友達にというパターンが多くて、それから1件の
相談につきましても、平均11回ぐらいの面接、
相談指導を行いますので、いらしたからすぐ
就労につながるというわけでもございませんで、その辺が悩ましいところではございます。
30:
◯嵯峨サダ子委員 最後ですけれども、正
職員8名、嘱託
職員18名、そのほかに先ほどの
電話相談員13人、ふれあい
相談員16人とございますけれども、中でも
電話相談員とふれあい
相談員の
方々の身分、待遇はどのようになっているのか伺いたいと
思います。
31:
◯子供相談支援センター所長 電話相談員、それから
青少年指導員につきましては、些少ではございますが謝礼を差し上げて、ボランティアの形でやっていただいているところでございます。専任の
相談員、
指導員につきましては嘱託で
対応いたしているところです。
32:
◯嵯峨サダ子委員 お子さんに非常に情熱を傾けている
方々が
相談員となっていらっしゃるからそういう待遇でやっていただいているんだと思うんですけれども、善意に頼るところもありつつ、やっぱりきちんと
仕事の対価としてふさわしい報酬のあり方も私は検討すべきじゃないのかなと
思います。それを最後に伺って終わります。
33: ◯
子供未来局次長
職員の待遇については、さまざまな身分形態を組み合わせてやっていくということが必要だと
思います。確かに組織的には全部正
職員でという
考え方もあろうかと
思いますが、現在のところは、ボランティア的な
活動の
方々にこの
業務に参加していただくことによりまして
地域とのつながりとか広がりもございますので、当面は現在の形態で頑張ってまいりたいと
考えているところでございます。
34: ◯安孫子雅浩
委員 今2人の
委員の方から質問がありまして、それに関連して私から何点か
お尋ねをしたいんですけれども、一つは
ヤングテレホン相談の件です。夜はいのちの
電話で
業務委託をされていて、日中の時間帯は
相談員の方が有償ボランティアの形でやっていただいていると。やっぱり今非常に深刻なのは、先進国であってこれほど自殺する国がないということです。交通事故の死亡者数が今1万人を切って6,000人台に減っている一方で、自殺者がずっと3万人を超えて、3万5000人と。先進国さまざまありますけれども、交通事故死亡者と自殺者の数がこんなにゆがんでいるのは日本だけでありまして、特に深刻なのは現役世代の
方々の自殺ということですが、最近は20代、30代の自殺も大変多いと。ここについては
子供なんですけれども、ただ、成人になってからの社会不適応なり心の病の素因というか、もとは、やっぱり
青少年の
思春期のころからの経緯もあるのかなという点で、この
ヤングテレホン相談なりの
対応というものもすごく大切なのかなと聞いておりました。
つなぎなんですよ。ある種、
電話をかけるということは、そのこと自体外に向けて何かを伝えようということだから、そのこと自体ある程度救われているというか、ある程度かもしれません。本当に深刻なのは、
電話もかけられない、外にも発信できないという状況なんでしょうから。ただそれにしても、日中
電話するのか夜
電話するのかというと、やっぱり世の中みんな寝静まったころにどうしても
思いあぐねて何かに手をつけて、それでその前にちょっと
電話してみようかとあると思うんです。夜の時間帯に
電話相談にきた内容というのは深刻なケースが結構あるんじゃないかと思うんです。そうすると、その夜の
電話は
業務委託でやっていただいているわけですけれども、この内容を
センターなり日中の担当の方にどのようにしっかり伝えて、あるいはケースによっては、先ほどのやりとりがありましたけれども、関連する他の
機関にこういう事例があったとちゃんとケースを伝えていくと。その辺は今どのように取り組まれていますか。
35:
◯子供相談支援センター所長 夜間、また閉庁時におきます深刻な
相談事例についてのフォローアップということになろうかと
思いますけれども、まず、
相談の中で
ヤングテレホン相談にかけてくださいと申し上げることがございます。それから、緊急性のある場合には、年に1件あるかないかなんですけれども、次の日にいのちの
電話の方から連絡があることもございます。またさらに、毎月、いのちの
電話とこちらの
ヤングテレホン相談の
担当者で連絡会を持っておりますので、その際に伝え合い、情報共有を行っております。
36: ◯安孫子雅浩
委員 次は、
青少年指導員の件では先ほど山口
委員からもありましたけれども、私も、実は数年来、
青少年指導員をやっておりまして、なぜか今年度から委嘱状が来なかったので外されたのかと思っているんですけれども、数年来、
指導員をさせていただきまして非常にいろいろ勉強させていただきました。私は
PTAの立場等も含めてさせていただいたんですけれども、この
青少年指導員の方はやっぱり主に(4)の
街頭指導活動だと思うんです。とりわけ経験してみると非常にあれだなと思ったのは、やっぱり
中央街頭ですね。
仙台駅かいわいとか、ゲーム
センターとか駅ビルの駐車場の片隅の方とか、ママポリスの方だと
思いますけれども
一緒に回って、いろんな風体の若者がいるんですが、そこにどのように専門の方がうまく接遇して、ちゃんとコミュニケーションをとれるかどうか、そういうやりとりはすごく勉強になって、非常にいい機会だなと
思いながら
活動してきた経緯も私自身あります。
先ほど
青少年指導員835人の内訳をお話しされましたけれども、大半が
先生ですよね。高校の
先生が100何名で
中学校が200何名で、小
学校も200何名。そうすると、835名いるけれども、600名近くは
先生方が役割分担でやっていると。それ以外は民生
委員の方が60何名とか
校区が80何名。私思うのは、今
地域の中でも、いろんな
町内会なり
地域の住民組織の中で
子供を見守っていこうと。
地域の安全、防災を含めてやっていこうという
取り組みはありまして、例えばこういった
指導員などになっていただく委嘱の
対象者も、
先生方は立場上まずそうかもしれません。それ以外に、より
地域の方なり学区のいろんな
団体の方とか、もっと多様な人材の方に委嘱するということはどうなんでしょうかね。システム的にちょっと難しいところがあるんですけれども、私は、いろんな広がりを持たせて、有償のボランティアという形ですから、それはやっぱりあくまで自発的な意思で
子供たちを守っていこうという気持ちの集合体だと思っておりますので、
指導員の
方々を、より違う形というか、今までの形から変えて募ってやっていくというその辺の
考え方はいかがですか。
37:
◯子供相談支援センター所長 教員以外の方の委嘱につきましてですけれども、この
青少年指導員の
方々は、高校は別ですけれども、小
中学校、それからそれ以外の
方々につきましては
中学校区ごとに推薦をいただいているところでございまして、教員以外の方は毎月は地元を回っていただき、年に2回ですけれども
中央街頭に来ていただくという形をとっております。
この推薦のあり方ですけれども、お願いをして安心な方ということに当然なると
思いますので、やはり
中学校区から出していただくという形を当面とっていくものだろうと私は
考えているところでございます。
38: ◯安孫子雅浩
委員 今後そういった方向で検討していくのもどうかなということでの話であります。必要ではないかなと思っている立場であります。
校区の
街頭指導についても、
先生方と
一緒に回りますけれども、ふだん大人の立場で行かないゲーム
センターに行って、ゲーム
センターの
職員といろいろ話をしたりすることも、いい研修の機会と言うとあれですけれども、そういった機会がより
地域、住民の
方々にあるということも必要なのかなという立場であります。
それからもう1点ですけれども、
就労支援活動ということでもあります。(2)ではふれあい
広場ということで、いわゆる
学校に行けない、行かない、あと
日中居場所のない
青少年にほかの体験をいろいろさせることも
広場でやっているということですが、ここで農業体験というのがあって、これは非常にいいことだと思うんですけれども、この農業体験というのはこういった
子供たちが行って実際どの程度まで体験するんでしょうか。
39:
◯子供相談支援センター所長 農業体験につきましては、協力をいただいている農家の方がございまして、畑作業を月1回程度行っておりまして、今週が最後の
活動でございました。苗の植えつけとか除草、またもちろん収穫もございまして、そういった
活動を行っているところです。
40: ◯安孫子雅浩
委員 それとつながって
就労支援活動の中では,今、どの子に限らずと言うとあれですけれども、今の若い子はいずれも雇用が非常に深刻で
就労先がないという大変厳しい状況です。そういった中で、なかなか
学校等も行きにくい
子供たちがさらに
就労をしていくということは大変しんどいんだろうなということになりますけれども、今また一つの大きな社会的な問題となっているのは、そういった本来社会的にいろんな
活動をすべき
学校を終わった年代の
子供たちが、実は社会的にどこにも縁を持たずに属さずにいる、ある種固まりがすごくふえてしまっているという深刻な部分があります。
その辺は社会全体の大きな
課題でありますけれども、例えばそういった
子供たちが何らかの農業体験をやったり、あるいは、人と接するのが非常に苦手だったり社会の中で交わるのが苦手であれば、例えば1次産業のそういった場で土にたわむれて、自然の営みの中に時間を置いてみるというのはすごくいいことだと思うんです。一方では、今食料の問題で大変深刻でありまして、農業者の
方々とも私も今農業
委員という立場でいろいろ交流させていただいていますと、今後の農業を担っていく担い手がいない。深刻で、じゃあだれがこれから私
たちの食べていく食料をつくっていくのかという点もあります。つなぎ方という点でもあれですけれども、例えば可能性があれば、こういった
広場活動で農業体験をして、そして農業をやることが非常に楽しい、おもしろいと思える
子供たちが、できれば農家あるいは農協の関係、そういったところとアクセスをして、そこでさらに、先ほど月に1回ということでしたけれども、もう少し回数をふやして体験していくというのはどうでしょうか。そういった
取り組みを期待したいところなんですが、いかがでしょうか。
41:
◯子供相談支援センター所長 私の発音が問題だったのかもしれませんが、農業体験は月1回でございまして、ふれあい
広場の
子供たちが行っているわけでございます。ふれあい
広場の
子供たちの中から何人か
就労支援に回るということはございますけれども、一体的に
活動を行っているわけではございませんで、ふれあい
広場の子
たちが
就労支援に行く場合などでも、普通の
飲食店であったり、倉庫あるいは清掃と、やっぱりそういったところが多うございまして、農業をなさっている方にお願いをするというのはなかなか難しかろうと思うところです。
協力雇用主のような形でこちらでやるのはなかなか難しいかなと
思います。なぜかと申しますと、特に農業体験ですと天候のぐあいとかいろいろございますので、こちらでこのようにしたいと思ってもなかなか難しいというところがございますので、なお検討しなければならないことであると
考えております。
42: ◯辻隆一
委員 今、御質問出たのであれですけれども、私から1点だけ確認の意味で質問させていただきたいんですが、2ページの
相談件数あるいは
ヤングテレホン相談も
相談件数がぐっと減ってきているわけです。この辺をどのように分析をされているのかということが気になったものですから、どういう形で減ってきているのか、その辺の分析は。もちろん
相談件数はないにこしたことはない事業かもしれませんが、その辺についてはどうお
考えでしょうか。
43:
◯子供相談支援センター所長 まず、
面接相談に関しましてですけれども、
青少年相談につきましては、減っている部分は不
登校に関するものでございます。不
登校の
相談が減った分、
相談が減っていると。これにつきましては、
平成14年に御存じのとおり
教育局の適応指導
センターができましたので、全体の流れとしてそちらに移っているということが挙げられます。
それから、
ヤングテレホン相談の減少ですけれども、こちらは、最も大きな要因はお一人で何度もかけていらっしゃる方の減少ということになります。極端な例を申し上げますと、1日のうち7回、8回短い時間でかけていらっしゃる方もかつてはいらっしゃいましたので、そういった方が減少しているということがございます。
44: ◯辻隆一
委員 先ほど
場所の問題もあったので、特に私が聞いたのでは駐車場の問題もあったり、かつて
青少年指導センターのときもこの問題をよく聞いたことがあったものですから、それも引き継いでいるのかなと。そういう意味で
相談体制がうまくいっていないのかとちょっと心配したものですから、その辺をお伺いさせていただきました。
それから、テレホン
相談の関係なんですけれども、今どき
電話でというのは少ないのではないかと。特に今はネット時代ですから、ネット上あるいはまたメールでの
相談の受け付けとか、そういった事例はほかの都市でやっていないのかどうか。もしそういう情報があれば、あるいはまた
仙台市としてももっといろんな手法で
青少年の
相談のニーズにこたえていけるようにしていったらいいんじゃないかと思うんですけれども、その辺の
考えはいかがでしょうか。
45:
◯子供相談支援センター所長 メール
相談につきましては、東北では二つの
センターで行っているだけでございまして、ほかではなかなかできないところでございます。まず一つの問題といたしましては、セキュリティーの問題がございます。また、
匿名性とは申しましても、どのような方がどのような形で、いわゆるなりすましとかもございますので、どのように答えていくのかと、そういった問題もございますところから
センターでは難しいものと
考えております。
46:
◯委員長 ほかにございませんか。
〔「なし」と呼ぶ者あり〕
47:
◯委員長 なければ、これをもって
委員会を閉会いたします。...